理事長挨拶
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これからも印刷がおもしろい!

鹿児島県印刷工業組合 理事長 柳 正保

2010年の今年は後世の多くの方々よりあることの起点の年であると言われるでしょう。それは「電子書籍元年」です。アマゾンの「Kindleキンドル」やアップルの「iPadアイパッド」が日本国内で販売開始となり、これまで本は手にとって紙のページを捲りながら読むものという概念は一掃されます。いつでも見たり、読んだりしたい時に手軽に新聞や雑誌、書籍が読めれば良いなあと願っていた消費者には夢のような話が実現しつつあります。

ではこれらの出現と浸透によって印刷という技術は終わるのでしょうか。答えは「否」です。まずこれらの電子書籍ツールを誕生させるためには我々印刷業界で培ってきた「組版技術」や「画像処理技術」が必要でした。また「カラーフィルター」に必要な「色素」も印刷と共に進化してきました。今後「iPAD」のような「デバイス」がどんどん生まれ急速に拡がっていくでしょう。様々な世代が対象となるでしょう。それに対処する「アプリケーションソフト」の開発はどこが担うのでしょうか。それを担えるのは印刷業界をおいて他にないと自負します。人が読みやすい「画面構成」や「段落」、「配色」を熟知しておりますし、人の営みや発展に必要であった様々な事柄を記録した膨大なデーターベースを保持しております。ですから我々の業界を脅かすのではなく業界の姿をより進化させてくれる新たなビジネスチャンスの到来と考えております。

そして来年2011年からはアナログ放送が終了しデジタル放送へと完全に移行します。情報のやり取りが今以上に複雑化するでしょう。それらを正確に分かりやすく伝えるためにも我々の存在は重要になってきます。より良い社会を築くお手伝いに今後とも業界一丸となって取組んで参ります。
皆様方のご支援とご協力をお願いしてご挨拶といたします。

2010年6月